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プロボクシング観戦記 坂田 健史(たけふみ)選手 WBA世界フライ級統一チャンピオンに!('07,08,01)
| 平成19年7月1日、ボクシングWBA(世界ボクシング協会)世界フライ級王座統一戦が、有明コロシアムで行われました。世界チャンピオンの坂田健史選手は昨年、結婚をきっかけに稲城市に引っ越してきており、れっきとした稲城市民です。新王者となった平成19年3月には表敬訪問をいただきました。静かで紳士的な性格の方で、応援を約束していました。
試合開始20分前に会場に着くと、すでに地域の方を中心に、40人近くの市民がリングサイドより一段上の一角に詰めていました。歴代の日本人チャンピオンや亀田大毅選手、K−1の山本“KID”徳郁選手などの紹介の後、暫定王者のロベルト・バスケス選手がパナマ出身らしく派手なラテンのリズムで登場し、坂田選手は一点を見つめながら緊張の面持ちで入場しました。ボクシング観戦は私にとって初めての体験で、テレビ観戦に慣れてしまっているせいか、観客の歓声しか聞こえない静寂さが妙な緊張を誘い、自分の声が直接選手の耳に届く距離に居るということが、何か感動的ですらありました。 10分程のセレモニーの後、第1ラウンドが始まり、バスケス選手の強打がボディや顔面に当たると派手な音を立てており、坂田選手がかなり劣勢に思え、不安なスタートとなりました。ただ坂田選手の表情からは、すべて折り込み済みといったような冷静さが見て取れ、第3ラウンド以降は「打っては離れる」ボクシングで徐々にペースをつかみ、接近戦では前へ前へと突進し、バスケス選手をロープに追い詰めるシーンも多く見られました。 第10ラウンドあたりからはバスケス選手の足も止まり、我々仲間は勝利を確信し「坂田! 坂田!」と力いっぱいコールしていました。結果、試合は3対0の判定で坂田選手の圧勝となり、前回の暫定王座決定戦で同選手に1対2で判定負けした雪辱を果たし、名実ともにWBA世界フライ級統一チャンピオンとなりました。試合後に稲城の仲間と万歳三唱した時は、胸が熱くなりました。 坂田選手のボクシングは、派手さはありませんが、厳しいトレーニングで鍛えられた驚異的なスタミナと強い精神力に支えられています。「地味だけれど輝いている坂田選手」を目の前にして、「稲城市もこうありたい」と強く思っていました。 |
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