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今年は、稲城市の東の玄関口が大きく変わる年となりました。一つは多摩川原橋の拡幅と、南多摩尾根幹線の開通です。もう一つは、矢野口駅周辺土地区画整理事業で進めていたスーパー堤防事業が終わり、2年近く仮住まいをしていた地区の人たちの住宅や事業所の建設が始まり、調布から橋を渡って見える景観が一変したことです。堤防より低かった宅地が埋め立てられ、生活道路が整備されたのも、土地区画整理事業だからこそ可能であったといえます。
稲城市ではバブル経済崩壊以降も街づくりの主たる手法として土地区画整理事業を進めてきました。私が市長として手掛けただけでも、平成7年完成の大丸北、9年の坂浜堂ケ谷戸、10年の百村竪台、15年の平尾南、そして今年完成し、先日、記念祝賀会が行われた大丸南と続いています。
大丸南はバブル絶頂期の昭和60年に街づくり研究会が始まったもので、何回となく計画を見直し、高い減歩率を負いながらも進めてきました。「事業の途中は、我が家にすごい勢いで苦情を言いに来る人もいたけど、終われば満足してもらえるのが区画整理だね」と理事長さんは感慨深げに語っておられました。2つの新しい公園も出来、第一中学校裏のスプロール化していた一体も整備され、交通利便性の高い地域にふさわしい街並みが形成されつつあります。区画整理と併せて地区計画の指定も行い、建物壁面の色彩の統一やブロック塀から生垣に変更したり、看板の大きさを制限したり、街全体の調和を図り、安倍総理が掲げる「子供たちの世代が自信と誇りを持てる美しい国づくり」を稲城では区画整理で実現しつつあります(「心の美しさ」の実現を目指すことも当然のことですが)。
今後、南武線3駅を始め南山東部、平尾・坂浜地域と区画整理事業が続きますが、緑を生かし21世紀の活力源となるような美しい街づくりを進めていきます。すでに稲城市では無電柱化は19%、無アンテナ化は30%達成していますが、美しい街の基本となる無電柱化や無アンテナ化に向けて目標を立てて進めていきます。
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