| 時代への視点 |
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ゲバラの青春を描いた映画を観る ('05,03,01)
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「かわいい子には旅を させろ」という諺(ことわざ)は、多くの真実を含んでいます。
キューバのカストロの盟友でもあった、南米の革命家チェ・ゲバラの青春時代を描いた映画「ザ・モーターサイクル・ダイアリーズ」を観てきました。1952年、医学生だったチェ・ゲバラが友人と二人でオートバイにまたがり、アルゼンチンからペルーまでの南米大陸6400キロを縦断するというストーリーです。旅先で様々な人に出会い、トラブルにも巻き込まれ失恋もしました。南米大陸の民族、貧困、差別などに向き合い懸命に生きている人々に深い同情と愛を深め、大人に成長していきます。 この映画の製作・総監督は、監督作品も多いハリウッドの名優ロバート・レッドフォードで、いわゆる革命や思想を描いた映画にはしたくなかったそうです。 映画を観ながら思ったのは、私自身の「青春の旅立ち」についてでした。 1980年春、20歳代になんとしてでも海外一人旅に挑戦してみたいと、勤めていた会社を辞め、空手着とリュック一つを担いでロサンゼルスを出発点としてアメリカ、メキシコ一人旅をオートバイではなく、グレイハウンドバスで敢行しました。 グランド・キャニオン、ヨセミテ・ナショナルパークと周り、サンフランシスコに入り一気に大陸を横断し、約1カ月半かけてニューヨークに着きました。 当初、言葉もわからず危険で孤独な旅を予想していましたが、どこに行っても話しかれられる人懐っこさは、日本の旅では得られないものでした。ニューヨークでは空手道場に住まわせてもらい、朝から晩まで空手漬けの生活を楽しみました。 その後、メキシコシティからカンクンまでバスで旅しました。途中、高原の町オアハカでは街で声をかけられ、そのまま1カ月ほどホセという空手家に、言葉が通じなくても、住まわせてもらう体験もしました。 人は大人になる通過儀礼が必要です。 イスラエルでは兵役の後、必ず若者は1、2年かけて世界を旅します。 外から日本を見ることで、初めて日本人であることを本気で自覚出来たことを、ゲバラの映画を観ながら思い出していました。 |
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