時代への視点  
第140号
 稲城市長石川 良一

 東京新聞 上田記者に逆取材「イラクから人質となった3人と帰国」 ('04,06,01)

 東京新聞記者で稲城を担当している上田千秋氏が、自ら望んでイラク・サマーワに出張し、1カ月間の滞在で取材を終えて先日帰国し、市役所を訪ねて来られました。こちらは、いつも取材されるばかりなので、イラク情勢についてホットなこの機会に逆取材させて頂きました。
 
 サマーワはどんな街でしたか。
 サマーワは人口10万人ほどの都市で、基本的に平穏で、普段は銃声や爆発音が聞こえるというようなこともありませんでした。サマーワの中心部はアフガニスタンとは違い、水や緑、食べ物も豊かで、道路等のインフラもかなり整っていて、日本人旅行者にも時々会いました。街中では日本車を多く見かけました。また、イラクは石油も多くあり、教育も行き届いており、子供たちは子供らしく元気でした。
 
 自衛隊はどんな様子でしたか。
 隊員皆さん元気でしっかりやっており、現地の人たちは親日的で評価も高く、充実した日々を送っているという様子でした。食事等も不自由なく、私も殆んど痩(や)せることはありませんでした。
 
 イラク滞在中、日本人の人質事件が起こりましたが、現地ではどうでしたか。
 現地では、発生直後の情報に驚き、まず3人の身の安全を心配しました。また、帰国については3人と同じ飛行機にしましたが、周囲は日本の外務省職員が固めており、報道陣は遠ざけられ、異常とも言える厳戒態勢でした。結局取材はできませんでした。
 
 今後のイラクは、どのような方向に進むと思いますか。
 かろうじて統一国家をフセインという重石によって保ってきたといえるのではないですか。アメリカの統治もうまくいくようには思えず、部族や宗派の対立も根強くあり、一つの国家として統一していくのは極めて困難で、混乱が続くような気がします。
 
 できればまたイラクに行きたいと語る上田氏の記者魂と勇気に、敬意を表するとともに、取材にお礼申し上げます。
 

時代への視点 No,140('04,06,01) 


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